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台湾人学生の日本での生活費 [Taiwan]

最近、忙し過ぎて放置に放置を重ねている中、ちょいと気付いたことを…

本業の本業「論文書き」(これが本業だと信じていたい。(核爆))
とは全く異なる業務ですが、今、日本へのインターンシップを
実現させようと動いています。

P1090108.jpg

ただ、今やっと自分の中に持っていたプランが、
次のステップへの道を見付けたといった状態なのですが。

ここまでに来るのに半年余り。先方からは、既に
良いお返事を頂いていたにも関わらず…
学部長が忙しいのは、知りつつも何度か話を持ちかけてみるも、
いつものれんに腕押し。

まずもって米国で博士号を取得しているはずの彼女は、
「インターンシップ」という言葉を知らない!!!
(ま、この他にも「ハイスクール」が出て来ないで、
ずっと中国語で「高級中學」を繰り返すような人なので、
私の中にあった博士号(米国)への信認がた落ちなのは、
言う迄もありませんが。)

台湾では、インターンシップを通常「校外實習」って呼びます。
しかも、給料を貰えるのが当たり前のよう。
日本では、インターンシップに給料が出ることの方が、
まれなので、まずはそのスタンスの違いと、
学部長のすばらしい英語力のお陰で、
幾度と泣くやる気をそがれたものでした。

やっと日本語がどうにかいけそうな学生を見つけ、
その子に「インターンシップ」の話をもちかけた後、
学部長に再度?いや再々度かな?相談した際も、
「2ヶ月から3ヶ月は実習に必要だから。(台湾内の実習の場合は、
確かにそうですが。私が話しているのは、「海外実習」)」
とか、「また話し合いましょう。」とか何とか、
訳の分からない対応で、一向に前に進まない。

(ず〜っと気になってた、この学科長の対応。
毎回、気持ち悪いなぁと思いつつ、何が嫌なのか、
最近気がつきました。
話し合う必要は、ないのに「話し合いましょう。」って
言われるからだと。
許可さえしてバックアップさえしてくれれば良いものを、
お茶をにごすような、「話し合いましょう。」に
イラっとくるのです。)

とそんな中、以前から話には聞いていた
他学部でNYにインターンシップを出した先生の報告会?
のような物があり、中身はほぼ中国語でしたが、一応出席。
しかしこの先生は、英語が堪能な事を知っていたので、
その後彼に直接、詳細について聞いてみることに。
で、いくつか分かりました!!!

例えば、教育部にプラン申請をしてみて、
予算がおりた場合(但し、実際支給されるのは、
申請予算の30 or 40%程度なのだとか。)、
学校からも10%かそこら補助が出るのだと。
その他の場合は、ゼロ。完全自己負担。
なので、予定人数を多めに集め申請したりと
申請時の工夫が必要なのだとか。

で、詳細の載っている教育部の
海外留遊學を見てみた所。
日本での見積もり生活費の表がありビックリ!!!
國科會補助國內專家學者出席國際學術會議機票費金額表(參考)

日割り計算の部分、高過ぎやろ?
そんな生活費かかってたら、普通の日本人は、
暮らしていけませんが。
推定予算の30%か40%しか下りなくて、
ちょうどつじつまが合う感じ。
だったら、最初から見積もり生活費を、
実情に合わせて、90%か100%出せないもの
なんだろうか?と思ってしまうのは、私だけ?

ま、それはそうと、学科長の「話し合いましょう。」は、
放置しておけば、そのまま流れること間違いなし。
既に申請書類は、手に入れたので、話し合いなんてしないで、
申請書類書いて、提出しちゃいます。
話し合って、別の人とのシェアプロジェクトとかになったらやだし。
だって、教師評価の際には、台湾人と同じ基準を採用し、
点数が悪ければ、蔑視するくせに、普段何も私の評価が
上がるような気遣いは、全くしてくれないんですもの。
今いる同僚の方々。
さてさて、申請書、頑張って作成しますさ。
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ゆういち

こんばんは。ご無沙汰しています。
色々大変ですね。
ところで・・・教育部の海外留遊学の「日本での見積もり生活費」って、どこに書いてるんでしょう?詳細なアドレス教えていただけませんか?
by ゆういち (2011-12-11 22:36) 

sincere

失礼しました。生活費の表PDFだったんで、
ここに直接載せちゃおうかと思いながら、
URLさえ記載するの、忘れてました。(苦笑)
以下にあります。
<a href="https://www.studyabroad.moe.gov.tw/99/2010_pay_1.pdf" target="_blank"></a>
by sincere (2011-12-12 00:55) 

ゆういち

ありがとうございます。

ということで、改めて一日当たりの「見積もり生活費」の表を見てみたんですが・・・。これって、家賃や光熱費、交通費などすべて含めてなんでしょうか?それにしても・・・って金額ですよね。
東京は316米ドル/日・・・ということは、1ドル=78円として計算しても24,678円/日!何ですか?この金額は!一か月25日として計算しても約61万円になります。日本のサラリーマンが月いくらで生活していると思っているんだろう。
もちろん、この額面通りで支給されているわけではないだろうけど。
学部時代、台湾人留学生が嫌にリッチな生活しているなぁと感じることが多かったんだけど、こういうからくりもあったのかもね。政府が支援している以上、あまりに貧乏過ぎる恥ずかしいような生活はさせられないという思惑もあるのかもしれませんが、今は台湾だって(日本ほどではないにせよ)それなりの経済レベルにはあるわけだし、日本の実態とはあまりに乖離していると思えてなりません。
東京や大阪が高くて地方都市が低いという傾向は、まあ物価を考慮してということで理解できるけど、一方で、淡路島が530ドルというのも理解不能です(離島だから?それとも、ただの誤植?)。
貴重な資料を紹介してくれて、ありがとうございました。

また今度、台湾暮らしの愚痴でもこぼしながらお茶でもしましょうね。
by ゆういち (2011-12-12 01:49) 

sincere

本当に、妙な価格なんです。
福岡が$245に対し、熊本$258だったり。
福岡の方が、家賃も高いと思うんですけどねぇ。
支給は、額面の多くても4 or 5割程度だとか…
ちょっと訳の分からないことをするのか、ここ!(笑)
ところで、お体の方は、いかがなのでしょうか。
また近い内にお会いしませぅ♪
by sincere (2011-12-12 15:40) 

シラネアオイ

こんにちは!nice!&ご来訪有難うございます。
by シラネアオイ (2011-12-12 16:25) 

ため息の午後

ご訪問ありがとうございました(笑)。
by ため息の午後 (2011-12-12 19:45) 

ラック

今晩は、ご訪問&nice!ありがとうございます!
by ラック (2011-12-12 22:49) 

みきんぎょ

「博士号(米国)への信認がた落ち」・・・

最近複数の人(日本の大学教授)から米国の博士号のレベルについて聞くことがありました。
「あまり大したことがない」と。

実際自分で確認して判断する必要がありますが
もしそうならなんだか残念な感じ。

by みきんぎょ (2011-12-13 18:33) 

sincere

>みきんぎょ san
全部が全部とは言いません。やはり、
取得した大学によると思います…ただ私の経験からは、
「大量生産しているだけあって!」といった感じです。

とにかく形にこだわる台湾社会。
英語で論文を発表したり国際学会で報告するのは、
教師評価(1年に1度あるんです、こういうの)で
高得点が取れるので、流行なのですが
(学科長もやれ「国際学会がどうの」って言ってたし…
きっと報告したんだと思いますが、
何語で報告したのかは不明。(笑))、
ちぁゃんと分野によって論文翻訳を
6万円で引き受けてくれるルートも出来上がっているよう。
但し、「中国語→英語」なので、私には、
全く関係ありませんが。(爆)
by sincere (2011-12-14 02:09) 

とらさん

ご来訪して頂き有り難うございました。
by とらさん (2011-12-15 19:52) 

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